東灘区 御影 弓場ミニ地車
                                                   16/07/09
台木・腰回りの製作
地車本体の加工に入ります。最初に台木と腰回り(土呂幕)の組み立てですが台木は彫刻が施されているので台木を作業台にビス止めし、彫刻作業がしやすいよう長めに切断、彫刻完成後にビス穴部分を切断します。
 妻台木は外コマを覆うように丸太のガード部分までホゾが伸びており、ホゾに隙間が生じないようにホゾをフライス加工とするため三浦工房さんに加工と指導をお願いし、あわせてフライス盤も購入しました。 三浦さんは自称 誤差5/1000ミリというフライスの匠です。
 

   台木両端の丸穴は作業台固定用のビス穴
   彫刻が終わり、組み立て時には切断します



 弓場地車の土呂幕は左右各3枚、一度腰回りを組み立てて分解し、彫刻を施してもらいます。 土呂幕の板は杢目が繋がるよう一枚の板で続けて加工しました。  腰回り土呂幕の上枠となる材料、黒檀の柱や縁葛良など色々な部材が付くので加工が大変です・・・

  縁葛良の継ぎを試作しました   上枠裏側の溝には土呂幕が収まります
  外枠部分は縁葛良でこのあと彫刻施工   切り欠き加工が完了し仮組み

使用した工具
 フライス盤  ホゾの加工中・・・  角穴を開ける 角ノミ機



  外ゴマをガードするバンパーの製作
 角材をカンナで丸めます。
  尽貫氏が丸めます。   ホゾに差し込みます。



 実物の腰回り 

 1/6サイズで なるべく忠実に再現しました